不動産屋のカモにならないために
山林とか不動産を相続しても手に余るのでタダでもいいから引き取ってもらいたい、なんてことを考えるかもしれません。しかしこれには十分に注意してください。不動産引取業者はタダで引き取ってくれるなんてことはほぼないと思っておいたほうがいいでしょう。仮にタダだとしても売り主としての仲介手数料として33万円は支払うことになると思います。
追い銭発生
さらには登録免許税や登記費用も出してくれだとか、あるいはあまりにも厄介な案件だから固定資産税を20~30年分とか支払ってくれとか言われるかもしれません。
引き取るのはタダだけどそれ以外の費用が発生するわけです。仮にその会社が優良な会社であればいいですが、中には悪質な会社が存在します。例えば不動産を有料で引き取ったまではいいですが、その後、その会社を計画倒産させてしまうとかです。そうするとその不動産は制限を受けてしまうことになります。
悪質な会社
ほかには有料で引き取るといったはいいものの所有権の移転登記をせずに、翌年も前の持ち主に固定資産税がかかったなどです。こういう事例から適切な会社を選択する必要があります。
さらに悪徳な不動産会社も中には存在し、実際に不動産を引取るとは言ったものの登記名義人の変更をせずに不動産引取の報酬を得ただけで何もしないところもあったようです。そうなるとお金を払って何も変わらず、毎年の固定資産税を支払うことになります。このようなことにならないよう確実に名義変更をしてくれる不動産会社を探す必要があります。
またある山林を有料で引き取ることで有名なYOUTUBERはあるとき民宿の引き取りを依頼されました。そのYOUTUBERが持ち主に出した条件は2000万円出してくれたら引き取ります、ということです。こうなると情報弱者をだますのが引取会社みたいな認識になってしまいますね。
本当に価値のないものなのか?
ここで考えていただきたいんですが、引き取った山林などはどうすると思いますか?ビジネスとして考えるならば、値段がつくなら売りたいとなるのではないでしょうか?
また不動産引取会社というのは不動産を所持している人と利益が相反します。不動産所有者としてはただで手放したい。それに対して不動産引取業者は引取り料が欲しい。またその山林が容易に売れる物件であったとしても「こんな山は売れないから、引き取り料をもらって、こっちが引き取ってやるんだ」なんて言うかもしれません。
だからまずは立ち止まって考えてほしいのです。その不動産は本当に価値のないものかどうかと。
世の中にいる様々なマニア
世の中にはいろいろなマニアがいます。放置された竹林を購入して、毎日竹林整備して4年経過した人とか、平坦なところがない山を購入して、自力で地面を削ってかろうじて家族が生活できるスペースを作った人とか、極めつけは放棄された分譲地を利用するわけでもなくコレクションとしてタダ同然で買っている人もいます。
こうした人にうまくたどり着くことができれば売れないと思われる不動産も売れるんではないでしょうか?まずは無料相談を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。